第2回「運動指導しても継続してくれない!?」

皆さん、こんにちは!

国際統合リハビリテーション協会九州支部アシスタントの梁井宏規です。

 

11月2日にNHKの人気番組「ガッ○ン」で、腰痛に関する放送がありました。

皆さんはご覧になられましたでしょうか。

 

某大学病院の腰痛に関する最新の研究によると、朝起きた時に腰痛がある人は寝返りの回数が少ないため、腰部の血流低下や腰部の靭帯にストレスがかかり朝起きた時の腰痛がおこるとのことです。

 

そこで、寝返りの回数を増やすために「4つのストレッチ」を行うと症状が劇的に改善するだけでなく、再発がストップする人が続出しているそうです。

(一晩の寝返りの回数は平均24回です。)

 

実際、私が担当する患者さん達も番組を観ていたらしく「あれ効果ありますか?」と聞かれました。

 

最低でも1ヶ月はストレッチを継続するように番組では言われていましたが、、、

 

今までの経験上では、始めのうちは実践されますが1~2週間後には患者さん達はやっていないことが多いです。

 

そこで、第2回の今回は「運動指導しても継続してくれない!?」についてお話したいと思います。

 

まずは、「なぜ運動指導が必要か」ということですが、当然ながら患者さんに早く良くなってもらうためですよね。

(訪問リハの場合は、日常での活動量を増やすためでしょうか。)

 

我々療法士が病院や施設で行うリハビリの時間には限りがあるので、患者さんの協力が必要となるわけです。

 

しかしながら、患者さんの環境(仕事や家庭)によってはホームエクササイズが出来なかったり、負担となる人もいらっしゃるかも知れません。

(なかには、ただきついことはしたくないという人もいるでしょう。)

 

他にも、指導された内容を患者さんが理解できていなかったり、効果を実感できないからといったこともあるようです。

 

運動指導後は数日間やってくれますが、継続してもらうことは難しいですよね。

 

では、どのような運動指導を行えば継続してもらえるのでしょうか。

 

私は、「なぜ運動が必要なのか理解してもらう」ことと、「運動効果を実感してもらうこと」ではないかと思います。

 

患者さんは、なぜ運動が必要なのかを分かっていないことが多いので、やらされている感が強く運動を行わなくなってしまいます。

 

とりあえず「この運動をやってください」と言ってもやってはもらえません。

 

そうならないためには、療法士は指導するときに患者さんが理解しやすいように「なぜ必要か」を説明する必要があります。

 

ここで注意してもらいたいことは、説明するときに専門用語はなるべく使わないことと、一度にたくさん指導すると患者さんは混乱してしまうといったところでしょう。

 

例を挙げるならば、

「~筋を強くする運動です」や

「~関節を動きやすくする運動です」

という説明よりも、

「~がしやすくなります」

といった現在問題となっている動作を改善する方法についての説明の方が患者さんは理解しやすいかも知れません。

 

もう一つは「患者さんが効果を実感できない」についてですが、患者さんは症状の変化を求めています。

 

昨日より今日、今日より明日と良くなっていくものだと、、、

 

積極的に運動を行ってくれる人は、すぐに結果がでなくてもやっていれば必ず良くなると信じて一生懸命にやってくれます。

 

しかし、毎日一生懸命に頑張っても何ら変化が出なかった場合は「やっても変わらないならやらない」という選択を徐々にするようになります。

 

そうならないためにも、比較的簡単に達成可能な目標を立てて変化を実感してもらう方が継続してくれます。

 

当然セラピスト側も運動指導したあとは患者任せではなく、毎回リハビリ開始時には運動効果を評価していかなければいけません。

 

また、なかなか運動指導してもやってくれない人には、リハビリ時に徒手的に変化をみせてから運動指導を行う方がいいかもしれません。

 

このようなケースの場合、患者さんの症状は変わるというきっかけが大事と思われます。

 

最後に、運動指導した内容を理解し継続してもらうことは簡単ではありませんが、患者さんの状態に合わない運動指導は症状が悪化するリスクが高くなってしまいますので十分気を付けたいところです。

まずは、セラピスト側が患者さんの状態を把握して安全で効果的な運動指導を行うようにしていくべきだと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

国際統合リハビリテーション協会

九州支部 アシスタント

理学療法士

梁井 宏規

 

追伸

セミナー受講には会員登録が必要になります。

★各会員ページはこちらから

東北:https://iair-member.jp/touhoku/html/

関東:https://iair-member.jp/kantou/html/

東海:https://iair-member.jp/toukai/html/

関西:https://iair-member.jp/kansai/html/

北陸:https://iair-member.jp/hokuriku/html/

九州:https://iair-member.jp/kyusyu/html/

ILPT:https://iair-member.jp/ilpt/html/

【IAIRライセンスコース】九州セミナー案内

平成28年11月27日(日)・12月10日(土) 筋膜軟部組織テクニックセミナー

平成28年12月11日(日) Tune upセミナー

平成29年01月21日(土) 触診セミナー

平成29年01月22日(日)・02月25日(土) 上肢セミナー

平成29年02月26日(日)・03月25日(土) 下肢セミナー

【IAIR九州支部Facebookページ】

いいね!を押して連載コラムをいち早くチェック!

https://www.facebook.com/iairkyushu/

Follow me!