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第39回「話にならんくらい美味いパン屋から学ぶセラピストの姿勢」

コラム

From.IAIR九州 福留良尚

鹿児島のデスクより

 

国際統合リハビリテーション協会九州支部代表をしております。

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

前回のコラムはコチラ

>>>「やる気のあったセラピストが情熱を失った日」

 

実はこのコラム、多くの反響を頂きました。

ご自身の体験と繋がり、居ても立ってもいられずメッセージをくれた方。

学会中、身近に感じて「読みました」と声をかけてくれた方。

同じ思いで悩んでいるセラピストに、是非読んでもらいたいコラムです。

 

 

学会と言えば、今週はその余韻も冷めらぬまま通常業務を行っております。

何だか現実感がないのは、私だけでしょうか?

あれだけ盛大に行われたイベント、たった2日間だけのものであってはならないような気がします。

 

スタッフは既に来年の大阪開催(平成29年10月28-29日)に向けて動き出しました。

今年を超えるものを創るために、今回の「熱」引き継いでいきます。

 

 

さて、以前視聴したTV番組で、こだわりのパンを作る店主の特集をやっていました。

そのパン屋は予約のみの受注販売にもかかわらず、1週間分がたった数時間で埋まってしまう名店。

 

印象的だったのは、そのパンを食べた人の第一声。

 

「話にならんくらい美味い!」

 

 

…どんだけ美味いんだと(笑)

 

 

1度食べてみたいと思わずにはいられませんでした。

店主は本当にこだわりを持ってパンを作っていました。

販売するパンを作る以外の時間は、新作を作る試行錯誤の毎日。

 

 

「美味しいと思ってもらえるパンを作りたい」

「理屈じゃない、ただ美味いかどうか」

 

化学的な味の調整については一切検証していませんでした。

理屈だけじゃない、ご自身の感覚を頼りに創作していたのです。

 

 

この作業が私には、脳卒中のリハビリテーションの先駆者であるボバース夫妻と繋がりました。

(私は、過去にボバースコンセプトのコースを学んだ経験があります)

 

何故だと思いますか?

 

ボバース夫妻は、脳卒中の患者の治療において、その治療中に起きた出来事や患者の反応を記録し、それに理屈を後から考えていったといわれています。

 

 

経験から理論を構築していったのです。

 

美味いパンの創作を試行錯誤する姿が、私にはダブって見えました。

 

良くなってもらうにはどうしたら良いか。

それを追求されたがために、麻痺側の改善を先駆的に提唱したのだと私は解釈しています。

 

 

今の私たち療法士の治療場面はどうでしょう?

 

もちろん良くなってもらうために必死で治療しているでしょう。

その過程において、試行錯誤を繰り返しているでしょうか?

 

評価をして問題点だと思われる部分に治療。

そして再評価。

 

この最中の患者の変化を、私たちは追えているでしょうか?

感じる努力をしているでしょうか?

 

 

治療の結果が良かった悪かっただけで、この治療法は効果があるないを決めつけてはいないでしょうか?

 

 

感覚だけを頼りに治療をするべきと言っているわけではありません。

先ほどのパン屋の店主は、美味しく作れたパンのレシピは必ず保存していました。

素材も厳選していました。

 

そしてとにかく未知の味を追求していました。

美味しいものが出来た、そこに伴うものは店主の「実感」です。

 

私たちが患者の変化を実感するということは、ROMが変わった、バランスが良くなった、ADLが変化した。

そんな表面的に出てくる変化には留まらないはずなんです。

 

顔色、表情、体温、血流、精神状態、脳循環、そして患者の体感の変化。

 

そんな評価項目では拾いきれないような変化を実感しているでしょうか?

感じる努力をしているでしょうか?

 

 

リハビリテーションの技術は、日進月歩です。

追いつくためには文献を読み漁り、研修で技術を修得して、体現していく必要があります。

 

しかし、それを教わったまま、教科書に載っているまま行ってもあなたのものにはなりません。

 

それでは実感は伴わないからです。

机上の空論で終わってしまうんです。

 

 

毎日の臨床を大切にしましょう。

勉強すること、知識を増やすこと、研修に行くこと、スキルを磨くことを目的にしてはいけません。

 

大切なのは、学生に分かりやすく説明できることではありません。

究極、あなたの理屈が正当であることではないんです。

 

 

目の前の患者さんが満足することです。

そのために試行錯誤を続けましょう。

 

 

やや、取り留めのない文章になってしまいました。

最後まで読んでいただけて感謝致します。

 

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国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

理事 九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

TEL:090-1195-0447 (個人)

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