第37回「その可動域制限、原因は胃からじゃない?」

From.IAIR九州 福留良尚

鹿児島のデスクより

 

国際統合リハビリテーション協会九州支部代表をしております。

o136313671464880306188

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

10月に入っても昼間はまだまだ暑い鹿児島。

先日、九州の日本海側を通過していった台風によって湿度が上がり、非常に過ごしにくかったです。

こんな時、体調を崩す患者さんが多いように感じます。

 

高温多湿の環境では、人のホメオスタシス(恒常性)も機能しにくいのかもしれません。

 

 

そんな患者さんに最初に使うテクニックが「腹部ポンピング」です。

IAIRの筋膜セミナーや体験セミナーでお伝えしている、比較的結果の出やすいテクニック。

 

腹部ポンピングの効能で一番にあげられるのが「腹部の血流up」

柔らかいタッチと患者さんの深い呼吸によって、腹部の血管を広げます。

血液が巡ることで、fascia(膜)を介して、周囲の緊張が軽減、脊柱の動きも変わる高頻度で使用するテクニックです。

 

 

そもそも東洋医学では

「お腹は口ほどにものをいい、万病は腹中にあり」

なんて言葉があるほど重要な部分。

 

しかし、リハビリの現場ではお腹に触ることはほとんどありません。

脊柱や四肢の筋骨格系へのテクニックが重視され、お腹に対するアプローチが軽視されているような気がします。

 

代替医療の世界では、腹部に触れて体を調整するポイントを「腹部調律点」と言ったりもします。

腹部には臓器が収まっていますので、これらの不調は時として痛みや可動域の制限として体表に現れます。

 

「可動域の制限?」と思われました?

 

実は、臓器の不調によってROM制限起こるんです。

今まで全て筋肉の固さや関節の固さだけで可動域のアセスメントを行っていた療法士は、これを機会に臓器による影響も加味した評価をしてください。

 

 

例えば「胃」に不調があったとしましょう。

Fotolia_73625723_XS-300x300

場所はここです。

中央よりやや左側ですね。

 

食べ過ぎでもいいでしょう。

それによって周囲のfasciaが緊張し、左の肋骨付近には固さが出現します。

そうすると体幹右側屈に制限が出るのが想像できるはずです。

 

同様に胃の内臓神経はTh-5-8と言われています。

胃の調子が悪くなることで内臓神経を興奮させ、胸椎の動きに制限が出ることもあります。

 

もちろんこの時「椎間関節の制限」や「腹斜筋、広背筋の亢進」と評価しても間違いではないです。

しかし、何故制限が出ているのか原因を考えたとき、胃に焦点を当てなければいけませんよね。

 

食べ過ぎ、ストレス、逆流性食道炎、胃潰瘍、胃がん、胃の手術などなど。

これを置いといて、ストレッチやモビライゼーションでは根本的な解決にはなりません。

 

 

特に理学療法士は、筋に固執した評価をするような気がします。

何でもかんでも原因を筋にするというか。

 

「それ以外ないんか?」と言いたくなる。

 

その可動域制限の原因を10個挙げて下さいといったら、書けますか?

 

我々セラピストが相手にしているのは、人です。

人の体の奥深く、精神的な状態、更には環境まで。

 

昨日の夜、彼氏とケンカして眠れなかったかもしれません。

それでもパフォーマンスは落ちます。

 

天気が悪くて頭痛がしている。

それによって交感神経が高まり、筋緊張が上がっているかもしれません。

 

筋には精通していても、固執したらいけません。

いろんな視点から人を診れるようになりたいものです。

 

それでは最後まで読んでいただけて感謝致します。

*****************************************************************

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

TEL:090-1195-0447 (個人)

E-MAIL:kyushu■iairjapan.jp(←■を@に変換してください)

HP:http://iairkyushu.jp

Facebook:https://www.facebook.com/iairkyushu

*****************************************************************

追伸1

リハビリの臨床で即効性の効果を出す、軟部組織系へのテクニック。

もちろんこれも、内部環境の変化ですが、即効性がある分患者さんとの信頼関係を築く上で効果的です。

心理的な状態ですね。

 

そのテクニック知りたい方は、コチラ>>>筋膜軟部組織テクニックセミナー

 

追伸2

セミナー受講には会員登録が必要になります。

★各会員ページはこちらから

東北:https://iair-member.jp/touhoku/html/

関東:https://iair-member.jp/kantou/html/

東海:https://iair-member.jp/toukai/html/

関西:https://iair-member.jp/kansai/html/

北陸:https://iair-member.jp/hokuriku/html/

九州:https://iair-member.jp/kyusyu/html/

ILPT:https://iair-member.jp/ilpt/html/

 

【IAIRライセンスコース】福岡セミナー案内

平成28年10月23日(日)・11月26日(土) 脊柱セミナー (✓残席3)

平成28年11月27日(日)・12月10日(土) 筋膜軟部組織テクニックセミナー

平成28年12月11日(日) Tune upセミナー

平成29年01月21日(土) 触診セミナー

平成29年01月22日(日)・02月25日(土) 上肢セミナー

平成29年02月26日(日)・03月25日(土) 下肢セミナー

 

【IAIR九州支部Facebookページ】

いいね!を押して連載コラムをいち早くチェック!

https://www.facebook.com/iairkyushu/

Follow me!