第22回「急性期の立位訓練で注意したいこと」

脳卒中後の急性期において、出来るだけ早く立位訓練を開始することは、廃用を予防するためにも重要です。

当たり前ですね。

急性期における運動療法のエビデンスの中で、【早期訓練】はグレードA、科学的にも根拠があります。

しかし、単純に座位や立位をとるだけではセラピストとしては不十分でしょう。

それだけならセラピストでなくても可能ですからね。

立つまでのプロセスや、立ってからの活動、能動的な【動き】を引き出していくことが重要です。

 

人は動くことで、その感覚刺激をフィードバックして外界に適応しています。

  • 急性期で立位をとるのも何とかかんとか。
  • しかし能動的に動いてもらうことで、しっかり感覚刺激も入れたい。

本日は、そんな方への介入方法のワンポイントコラムです。

 

下肢の伸筋は働く?

抗重力的な姿勢をとるとき、下肢の伸筋の働きが非常に重要になってきます。

姿勢制御において、体幹の働きと同様下肢の抗重力筋も働かなければいけません。

ここで大切なのが、大脳皮質の下肢領域だけでなく、脳幹です。

ここが障害されていなければ、理屈上人は歩くことが出来ます。

除脳猫がトレッドミルを歩くのは有名ですよね。

これは除脳猫ではないですが、、

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下肢の伸筋と脳幹の繋がり、それが次の経路↓

 

外側前庭脊髄路

この経路は、前庭系の刺激から、皮質を介さずに同側の下肢伸筋細胞を興奮させます。

42

 

この経路を上手く刺激することが出来れば、下肢の伸筋の活動を高めることが理屈上可能です。

その刺激方法、私が臨床場面で行っていたのが【回転】です。

回転の刺激によって、前庭系を刺激することで、下肢の伸筋の活動を高める狙いがあります。

 

方法

  1. 後方介助によって立位をとる←膝折れがある場合は、他のセラピストに介助してもらう。
  2. 体幹の屈曲虚脱をサポートしつつ、患者と一緒に左右へ回旋する←ここで能動的であることが大切!

立つことを意識してもらうのではなく、能動的な回転刺激によって前庭系を刺激することが目的。

股関節や膝関節が屈曲した状態では、抗重力筋が働きにくいので、事前の徒手的介入も必須。

下肢のテクニックの中でも、腸腰筋へのテクニックやハムストリングスと下腿三頭筋の筋間へのテクニックは有効です。

 

急性期はベッド上安静がどうしても続きます。

しかし患者さんは、その中でどうにか動こうとされます。

その際に屈筋の収縮を優位に使ってしまう傾向にあるので、筋緊張の亢進や固さを作ってしまいます。

結果、伸筋の働きが阻害され、抗重力活動に繋がりにくくなってしまいます。

適切な骨格筋の状態を徒手で治療しつつ、脳を賦活させる。

脳卒中リハビリにおいては、どちらも大切ですね!

 

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それでは最後まで読んでいただけて感謝です。

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国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

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