第54回「どのくらい効果は持続しますか?」

From.IAIR九州 福留良尚

仕事場のデスクより

 

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】九州支部代表をしております。

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

前回のコラムはコチラ

>>>素人が原因を決めつけないでくれ

 

医師に怒られるという患者さん。

その方が何故怒られるのか、そして我々にも関係するかもしれない患者さんとの接し方について。

まだ読まれていない方は、是非!

 

 

さて、先週土日は福岡にてB-classセミナーを開催しました。

それぞれ上肢と下肢に対する徒手アプローチを、結構なボリュームでお伝えしました。

それこそ、1日で修得するのはなかなか大変な量です。

 

こんな経験はないでしょうか?

 

「研修会場では出来たのに、臨床に帰ってやってみると上手くいかない」

「その内段々と使わなくなってしまった、、」

 

IAIRでは、そうならないよう仕掛けを作っています。

学ぶことと、修得することは違います。

受講生には、修得してもらえるようしっかりフォローしていきます。

 

 

それはさて置き、会場で受講生からこんな質問を頂きました。

 

「この手技はどのくらい効果が持続しますか?」

 

やはりここは知りたいところだと思います。

それが分かればリハビリの頻度も決めやすいですからね。

 

本日は徒手アプローチ効果の持続について考えていきたいと思います。

 

 

では、始めに最も重要なことをお伝えします。

いきなりですが、これを知らなければ、いくら効果の持続を追い求めても難しいと思います。

 

それは、、

徒手アプローチの効果とその持続は別物

ということです。

 

「えっ?」ていう感じでしょうか。

実はこれらは分けて考えなければいけません。

効果を持続させるためにテクニックを磨いても、それだけでは頭打ちが来ます。

この二者については、違う視点を持ち合わせなければいけないんです。

 

 

例えば、股関節に対する徒手アプローチを行ったとしましょう。

それによって股関節の可動域が改善しました。

これは「効果」ですね。

筋緊張の軽減や、筋の伸張性の改善、関節包内運動の向上など。

私達のアプローチによる作用によって、患者さんには何かしらの変化があるはずです。

 

そして、こう思いますよね。

「このままいってくれ~」

しかし、次のリハビリの時には十中八九戻っている、、

「昨日あんなに頑張ったのに~」

良くありますよね?

 

実は、この戻るという反応、患者さん自身が行っていることなんです。

 

 

人の身体は、良かれ悪かれ今までと同じような状態に戻ろうとする機能があります。

それが「恒常性」です。

徒手アプローチによって改善された可動域を、また固い状態に戻そうとするわけです。

「せっかく柔らかくしたのに何で戻すの?」と思われますよね。

その理由は「固くなる必要性があったから」なんです。

 

人の身体の変化において、無駄なことは決して起こりません。

老化によって身体が前屈みになるのは、抗重力伸展活動に必要な筋活動がコントロールできなくなることで安定性を高める苦肉の策として起こってきます。

股関節が固くなることも、それまでは可能であった筋によるコントロールが不十分になったことで、固くなることで安定しようとした結果なんです。

 

 

我々の徒手アプローチは侵害刺激です。

体にとっては

「せっかく固めて安定させた部分を何でまた柔らかくするの?」

「この人の筋肉ではもう制御しきれないんだよ!」

という感じなんです。

だから、元の固さに戻ろうと恒常性の機能が働くのです。

 

では、柔らかくしたものを持続させるためにはどうすればいいのか?

そのためには、身体の全体性、体質を変えなければいけません。

全体性とは、股関節の可動域が変わったことによって、全身の動きも変えるということです。

全身の動きを駆使し、今まで使われてこなかった筋肉を動員しながら運動やADLを実施することが必要になります。

そうしないと、身体は固くなることを必要としてしまうんです。

 

 

どのくらい効果は持続するか?

 

今までの内容を踏まえて、皆さんはどう考えますか?

私は、人によるとしか言えません。

普段から動かないような人であれば、すぐに戻るでしょう。

反対に積極的な人であれば、長続きするかもしれません。

年齢も関係してきます。

性格や気質によっても違うでしょう。

その見極めは、経験が必要です。

人を見る目が必要です。

 

そういう意味で、私は「恒常性」について今回の研修会でもお話ししました。

人によってその機能は違うということ、その見極めに経験が必要なこと、誰しもが常に体が変化しているということ。

我々が提供するアプローチは、永続的ではありません。

変化を提供することは我々の仕事ですが、持続させて良い状態を保つのは患者さんの役割でもあるのです。

 

 

それでは、最後まで読んでいただけて感謝です。

 

追伸:最近個人のFacebookページで友人申請をたくさんいただきます。

とてもありがたいことなんですが、人前に立つ仕事をしながら私はやや人見知りの面がありまして、、(笑)

一言メッセージ頂ければ、気持ちよく承認致しますので、よろしくお願いします^^

 

福留良尚Facebookページ>>>https://www.facebook.com/yoshihisa.fukudome

*****************************************************************

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

理事 九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

E-MAIL:yoshihisa.fukudome■iairjapan.jp(←■を@に変換してください)

HP:http://iairkyushu.jp

Facebook:https://www.facebook.com/iairkyushu

*****************************************************************

 

追伸

セミナー受講には会員登録が必要になります。

★各申し込みページはこちらから

東北:https://iair-member.jp/touhoku/html/

関東:https://iair-member.jp/kantou/html/

東海:https://iair-member.jp/toukai/html/

関西:https://iair-member.jp/kansai/html/

北陸:https://iair-member.jp/hokuriku/html/

九州:https://iair-member.jp/kyusyu/html/

ILPT:https://iair-member.jp/ilpt/html/

本部:https://iair-member.jp/iairhome/html/

 

注目セミナー!

平成29年3月26日(日) 新人が確実に結果が出せる!四肢体幹への徒手療法アプローチ

 

【IAIR B-classコース】九州セミナー案内

B-class一括受講コース詳細 >>> B-class一括受講コース

 

【脳卒中包括的リハビリテーションアプローチ:CCRAベーシックコース】九州セミナー案内

平成29年2月11-12日(土日) CCRA Basicコース【座位編】(開催終了)

平成29年4月8-9日(土日) CCRA Basicコース【立位編】

平成29年5月以降開催予定   CCRA Basicコース【臥位編】

 

CCRA Basic一括受講コース詳細 >>> Basic一括受講コース 

CCRA受講申し込みには、支部ページとは別に【本部申し込みページ】での登録が必要になります。

>>>https://iair-member.jp/iairhome/html/

 

【IAIR九州支部Facebookページ】

いいね!を押して連載コラムをいち早くチェック!

https://www.facebook.com/iairkyushu/

Follow me!