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第52回「CVA患者の潜在能力を潰してしまう一例」

コラム

From.IAIR九州 福留良尚

鹿児島のデスクより

 

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】九州支部代表をしております。

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

前回のコラムはコチラ

>>>成長すること結果が出ること価値あること

 

成長したからといって、必ずしも結果が出るわけではない。

しかし、その過程はきっと価値あるものです。

まだ、ご覧になっていない方は是非。

 

 

先週土日は福岡にてCCRAベーシックコース【神経生理学編】を開催致しました。

受講生からは「しっかりコースで学びたい!」という感想も頂き、嬉しい限りです。

 

そこで質問頂いたテーマについて、今日はシェアしていこうと思います。

そこから何を学び、明日からの臨床に活かすかはもちろん皆さん次第です。

 

 

ベーシックコースのテーマは【姿勢】。

全ての動作、ADLの基盤であり、その障害によって患者さんは病前とは同じように動けない状態になっています。

 

普段臨床でCVAの方を見る時、こんな経験したことないでしょうか?

 

「背臥位でせっかく緊張落としたのに、起き上がったらまた緊張が上がってしまった。」

 

これ臨床あるあるですよね。

時間掛かるし、せっかく緊張落としたのに何で。。

 

さあ、この時患者さんの中では何が起こっているでしょう?

そして、どのようにすれば上手くいくでしょうか?

 

今自分が担当している患者さん利用者さんを思い出して、少し考えてみてください。

 

 

 

さあ、いかがでしょう?

 

 

 

考える時間って大事ですよね。

 

 

 

流すように読んでもいいんですけどね。

 

 

 

でも、それじゃあ自分の学びにはならないかも。

 

 

 

あっ、若干しつこい(笑)

 

 

 

では、、

そもそも緊張が上がるってどういうことか?

 

めちゃめちゃ簡単に言いますよ。

 

「努力している」

 

ってことです。

動くことに対して、普通では考えられないような量で努力しているわけです。

 

麻痺していない上下肢や、頸部、背部を一生懸命に使っているんです。

 

「努力させないようにすればいいのか?」

現段階でのそれは「動かないでください」と言っているようなもんです。

 

思い出してもらいたいのは、全ての動作やADLの基盤は姿勢でした。

動作とは姿勢の連続であり、その制御機能が動作を補償しています。

 

我々が立っているときどこかを意識的に力をいれることはありません。

ですが、安定して立っていることが出来ます。

それは姿勢制御機能が絶えずコントロールしているからです。

(細かい神経回路とかについては、CCRAで説明します。)

 

CVA患者さんは、動く以前の段階から力が入っていることがほとんどです。

姿勢コントロールが上手く働かなくなっているからです。

 

 

「背臥位で緊張を落とす」とはどういうことか?

 

緊張=努力でしたね。

 

背臥位での姿勢コントロールは、座位や立位に比べると比較的安易な方が多いでしょう。

(もちろん難しい方もいらっしゃいますので、そういう場合には相応の対処が必要です。)

 

努力をそれほど必要としない、緊張する必要が無い場面なんです。

その場面で緊張を落とす、、

おかしいのがお分かりになるでしょうか?

 

この時セラピストが行っているのは、客観的に見れば単なるマッサージです。

キツい言い方になりますが、それは筋肉をマッサージして血行を良くしているだけなのです。

(骨格系の可動性や筋膜の滑走等にアプローチしていれば別ですよ)

 

動作時に緊張が上がるということの本質を理解していれば、姿勢コントロールに対するアプローチを展開していく必要があるのはこれで分かるかと思います。

 

つまり、患者さんは「不安定」である場面において緊張をコントロールする術を身に付けることが可能であるということです。

 

起き上がるときに緊張が上がってしまうのは、その方の姿勢制御機能の範疇を超えているわけです。

ですので最初から難しくしてはいけません。

緊張が上がりすぎてしまう課題は、過剰な努力をしているので、随意的な機能が働いています。

姿勢コントロールって不随意ですからね。

その方のギリギリのラインを見定めて始めていきましょう。

 

チャレンジですね!

 

そこには我々のサポート、課題によってはアシストも必要になってきます。

常に安定した背臥位でのマッサージや、特に問題のない座位で反復動作を繰り返すリハビリテーションは、患者さんの潜在能力を抑え込み、可能性を潰します。

是非、明日から臨床で取り組んでもらいたいのは、患者さんの姿勢コントロールが若干不安定だという場面をセッティングしてください。

 

全然分からないという方は、CCRAに来てください。

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とてもありがたいことなんですが、人前に立つ仕事をしながら私はやや人見知りの面がありまして、、(笑)

一言メッセージ頂ければ、気持ちよく承認致しますので、よろしくお願いします^^

 

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