第49回「セラピストの幸福感を芸人西野亮廣さんの視点から考えてみた」

From.IAIR九州 福留良尚

鹿児島のデスクより

 

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】九州支部代表をしております。

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

前回のコラムはコチラ

>>>外来患者が多すぎて時間がないと嘆くセラピスト

 

外来1単位20分では時間が足りない!思ったことが出来ない!

ではどのような状況であれば納得いくリハビリが出来るか。

まだ読まれていない方は、是非!

 

 

先週末は、日本列島を寒気が覆い、あちこちで雪の被害が報告されていました。

皆さんに被害はなかったでしょうか?

 

南国鹿児島でも気温がグッと下がり、家から出なかったという人が多かったです。

私もほとんど家から出ず、本を読んだりしていました。

普段から外で仕事することもないんですがね、、(笑)

 

 

そんな寒い週末に読んだ雑誌で特集されていた人の話。

お笑い芸人キングコングの「西野亮廣」さん。

内容は激アツでした!

 

芸人をしながら絵本を作ったり、町づくりをしたりと様々な分野で活躍されています。

SNSでは彼の言動に炎上しない日はないほど注目されているようです。

私も以前から気になっていて、特集雑誌を本屋で見つけて衝動買い!

 

そこで、セラピストにも通じる「ヒトの幸福感」についての話があったんです。

西野さんの考えを読んで、私は少し改めねばなと感じました。

 

 

日本人の幸福感について彼はこのように話しています。

戦後はとにかくたくさん働いて、たくさん給料をもらって、身の周りも、そして心も豊かになっていった。だけどそれら全てを手に入れた今、「日本は幸せか?」と聞かれると、即答できない自分がいます。

 

どうでしょう?

今の日本は幸せでしょうか?

 

ほとんどの人が住むところがあり、着るものがあり、食べるものがあり、平等に医療を受けることが出来る、老後は年金をもらえる。

明日死にに行くような出来事が起こることは、ないといってもいいでしょう。

 

 

しかし、実際は年間3万人もの人が自殺しています。

これだけ成熟した日本の社会にあっても、少なくともその3万人は幸福ではなかったんです。

 

こう続けています。

僕ね、本当の「幸福度」というのは、”クオリティー”ではなくて”伸び率”だと思うんです。例えば、いつもテストで95点取っている人が96点取っても、それほど幸せではないけれど、0点の人が50点取った時というのは、飛び上がって喜ぶと思うんです。もちろんクオリティーでいうと、96点の方が圧倒的に上なんですけど、 ~中略~ 日本は伸び率が少ない。テストで95点取っているからです。ここから、クオリティーを追い求めて幸せを見つけるのは、なかなか難しいです。

参考:特集「西野亮廣から、未来の日本が見えるヒント」.Discover Japan.2017.2.P.40-41より引用

 

 

日本は先ほどあったように、戦後急速な勢いで発展していきました。

大きな「伸び率」がありました。

社会全体が活気に満ち溢れ、「次はどうしようか」「次はどんな商品を作ろうか」、働くことに幸せや達成感を感じる時代だったんだと思います。

 

しかし現在は?

多くの業界は成熟し、伸び率は減少しています。

未知の領域に挑戦して、不安を感じながらも前進して達成することで得られる喜び、幸せを感じるということは多くの職業において難しくなってきているようです。

 

 

自分の10年後20年後を考えたことがないという人はいないでしょう。

ぶっちゃけた話、未来に希望を抱いているセラピスト、特に中堅以降は少ないのではないでしょうか?

(注:ものすごい私見ですので、気分を害された方ご容赦ください。)

 

そう思うのは何故か?

リハビリテーションを取り巻く医療の業界も、”今は”伸び率が少ないからです。

 

多くのセラピストは一般職として勤務し、その内1割くらいが主任などの管理職、数パーセントが課長に就任。

遮二無二働いて、懸命に技術を学んでも、行きつく先は良い悪いは置いといて見えています。

戦後からこれまでの社会情勢で良しとされてきた価値観で、クオリティーを追い求めて幸せになろうとしても、なかなか難しいかもしれません。

クオリティーを追い求めることすらも大変なご時世ですから。

 

 

だからこそ、セラピストの幸福感がクオリティーだけであってはいけないような気がします。

セラピストとして一流になること、管理職に就任すること、給与が増えること、それだけではいけないはずです。

 

それを追い求める社会は、年間3万人の自殺者を生んでいるんですから。

 

リハビリテーションという仕事に携わる人や物を、どうデザインしていけば伸び率を生むことが出来るのか?

私たちはそこに焦点を向けねばいけないのかもしれません。

 

 

その一つの焦点に「成長」があるのではないかと思います。

個々人の成長だけではありません。

病院や施設の成長、地域の成長、医療業界全体の成長、社会全体の成長、そして受ける側、患者さんの成長が求められているのです。

 

その根幹をなすのが、統合医療的なヒトの見方であり、考え方だと私は考えています。

患者さんを管理するのではなく、管理する方法を患者さんと共に育んでいく。

今までにない医療の提供方法をデザインできないでしょうか?

病気になってからの対症療法ではなく、生きることに希望を持てるような医療に出来ないでしょうか?

 

今、医療の業界はどんどん変化しています。

人工知能による診療補助は、医師の職域を変える可能性すらあります。

我々のリハビリテーションは、これから益々必要になる職種です。

ヒト対ヒトでしか成し得ない部分を多く含んでいるからです。

トレッドミルに乗って持久力をつけるのがリハビリではないはずです。

 

 

どうすればいいのか、正直まだ分かりません。

これまではとにかく個を高めることに邁進してきました。

しかしこれからはそれだけではいけないと思います。

 

一緒に考えてみませんか?

一緒に探してみませんか?

そんな仲間を私は求めています。

 

 

最後まで読んでいただけて感謝致します。

追伸:今回使用した「えんとつ町のプペル」の画像は、SNS上でご本人の公式アカウントに確認を取って了承いただけたので使用させて頂きました。

pupe

*****************************************************************

国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

理事 九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

E-MAIL:yoshihisa.fukudome■iairjapan.jp(←■を@に変換してください)

HP:http://iairkyushu.jp

Facebook:https://www.facebook.com/iairkyushu

*****************************************************************

 

追伸

セミナー受講には会員登録が必要になります。

★各申し込みページはこちらから

東北:https://iair-member.jp/touhoku/html/

関東:https://iair-member.jp/kantou/html/

東海:https://iair-member.jp/toukai/html/

関西:https://iair-member.jp/kansai/html/

北陸:https://iair-member.jp/hokuriku/html/

九州:https://iair-member.jp/kyusyu/html/

ILPT:https://iair-member.jp/ilpt/html/

本部:https://iair-member.jp/iairhome/html/

 

【IAIR B-classコース】九州セミナー案内

平成29年01月21日(土) 触診セミナー

平成29年01月22日(日)・02月25日(土) 上肢セミナー

平成29年02月26日(日)・03月25日(土) 下肢セミナー

B-class一括受講コース詳細 >>> B-class一括受講コース

 

【脳卒中包括的リハビリテーションアプローチ:CCRAベーシックコース】九州セミナー案内

平成29年2月11-12日(土日) CCRA Basicコース【座位編】

平成29年3月11-12日(土日) CCRA Basicコース【立位編】

平成29年4月8-9日(土日)   CCRA Basicコース【臥位編】

 

CCRA Basic一括受講コース詳細 >>> Basic一括受講コース 

CCRA受講申し込みには、支部ページとは別に【本部申し込みページ】での登録が必要になります。

>>>https://iair-member.jp/iairhome/html/

 

【IAIR九州支部Facebookページ】

いいね!を押して連載コラムをいち早くチェック!

https://www.facebook.com/iairkyushu/

Follow me!

第49回「セラピストの幸福感を芸人西野亮廣さんの視点から考えてみた」” に対して1件のコメントがあります。

この投稿はコメントできません。