第44回「『マッサージじゃないッ!』と憂うセラピスト」

From.IAIR九州 福留良尚

鹿児島のデスクより

 

国際統合リハビリテーション協会九州支部代表をしております。

本日もご覧いただきありがとうございます。

 

 

前回のコラムはコチラ

>>>「運動してください」と言えないセラピスト

「Facebookページで「いいね!」30overの記事です。」

 

患者さんのリハビリをしっかりマネジメント出来てこそプロのセラピスト。

その上で効果を高めるために、自分の体を整えることに努めてください。

まだ読まれていない方は、是非!

 

 

さて、病院勤務時代非常に嫌だったことがあります。

この言葉を聞くだけで、何もかもやる気がなくなっていました。

 

リハビリ=マッサージ

 

このニュアンスを含んだ患者さんの言葉がとにかく嫌で…

 

心の中で

「(マッサージと一緒にしないでくれ…)」

「(俺がやっているのはリハビリだ…)」

とイライラしていたわけです。

 

経験年数は少なかったけれど、自分のリハビリには誇りをもっていました。

だからこそ、違いをちゃんと分かってほしかったのです。

 

 

経験年数30年以上のPTが講師の研修に参加したとき、同じことを仰ってました。

「若い頃はマッサージと言われるのが本当に嫌でした」

「1年間くらい、絶対にマッサージはするもんかと、どんなに要望があってもしませんでしたよ(笑)」

 

読者の皆さんにも同じような体験があると思います。

 

 

では、極めて冷静にこの問題について分析してみようと思います。

今だからこそ冷静になれるはず!

 

 

私の中では、リハビリとマッサージはもちろん全く違うものです。

それは変わりませんし、周知の事実です。

 

リハビリとは患者さんの潜在能力を引き出し、ADLや基本動作能力を高めるもの。

マッサージは、癒しであり、日々の疲れを解消するためのものだと認識しています。

 

 

では、これを患者さん側から見たらどう映っていたでしょう。

その当時の患者さんになりきります。

 

「リハビリって、若いお兄ちゃんが来て、筋肉やら関節をマッサージしたあとに、歩いてください、手を伸ばしてくださいと運動をさせられるものだよね。マッサージは気持ちいいんだけど、運動はきついしあんまりしたくないんだよね。だって私病人ですよ。痛いのに何で運動なんてさせられるんでしょう。」

 

多分、私が若い頃担当していた患者さんの半分くらいは、こんな感じだったでしょう

自戒も込めてですね。

その内の何人かから言われる何気ない「リハビリ=マッサージ」という言葉に愁いていたのでしょう。

 

 

さあ、この両者の相違は何が原因でしょう。

明らかに両者が勘違いしている点がありますよね。

 

 

一番の原因、それは私が「リハビリを”担当させて頂いている”という、サービス業のような姿勢でいたこと」だと考えています。

 

 

そもそも、リハビリせざるを得なくなったのは誰の問題でしょうか?

指示を出した医師?担当しているセラピスト?

 

まぎれもなく患者さん本人です。

患者さんの生活習慣、運動不足、食事内容、精神面のコントロール等々

患者さんの問題です。

セラピストの問題ではありません。

 

それを受け身にさせてしまった、患者さんがリハビリ「させられている」と感じてしまったのが、原因なんです。

マッサージ=受け身です。

能動的ではありません。

私の姿勢も「させて頂いている」というのが全面に出ていたわけです。

 

 

もちろん「やりなさい」「やれ」などの命令口調は無しです。

患者さんが「自分でやるべきこと」だと意識すること。

そのサポートをするのがセラピストであるということを、普段の姿勢や会話から構築しなければいけなかったのです。

 

「リハビリを担当させて頂きます〇〇です」

この挨拶も丁寧ではあるけど良くはないです。

 

「△△さんのリハビリをサポートします〇〇です」

このようなスタンスで関係づくりをスタートさせるべきでしょう。

 

 

患者さんがリハビリを「自分の生活のために自分がすべきこと」と認識してもらいましょう。

そのための会話の仕方、専門家としての姿勢を身に付けましょう。

私はそう考えます。

 

医療保険は7割以上が税金です。

間違った使い方は、国会議員の税金の無駄遣いと何ら変わりないです。

少なくとも私はそう言い聞かせながら理学療法士の仕事をしておりました。

 

患者さんを本気にさせましょう。

それが出来るのが私たちセラピストです。

 

 

それでは最後まで読んでいただけて感謝致します。

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国際統合リハビリテーション協会【IAIR】

理事 九州支部代表 理学療法士

福留 良尚

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